すずめの住む街。

「あなたの街にすずめはいますか?」

判断の偏食


和華「今日は久々にカレーでも作るか。」



商店街を歩きながら、今日の晩御飯を何にするか考えていた。





咲「カレー好きだよ。」


和華「本当?」


咲「なんで?」


和華「なんか意外だった。」


咲「あ、そう。」


和華「カレー嫌いな人って変な人多いじゃん、だから嫌いかなぁって。」


咲「なにそれ。」


和華「咲は"大体〇〇"の"〇〇じゃない"方じゃない、カレーは大体みんな好きだけど、咲みたいな人は好きかは分かんないなって思って。」


咲「好きだよ。」


和華「じゃあ今日のご飯はカレーかな!」


咲「お、いいね。久々だなぁ。」


和華「よーし。じゃあ買い物行ってくる。」


咲「行ってらっしゃい。あ。ついでに...カレーにはなんだろう...。」


和華「....甘いのが欲しいってことだよね?」


咲「そう!よろしく〜。」







和華「今日は杏仁豆腐を買って行こうかな。」



あの日はヨーグルトを買った。




変わらず今日も、

一緒にいてくれてありがとう。


今の僕はただ、そのことに感謝をする。